湘南電鉄は横浜市の中心部である関内を起点に、小田原までを結ぶ約48kmの路線である。
支線はないが、路線名称は湘南電鉄本線と呼称される。
路線の特長としては、下記の点があげられる。
1.併用軌道由来の急曲線が全線に渡って散在する。
2.駅間距離が1kmから3km程度と比較的短い。
3.関内から弘明寺の間は地下線。
4.弘明寺から藤沢の間は多摩丘陵南端部の谷戸を走るため、曲線と勾配が多い。
5.藤沢から平塚の間は旧東海道の宿場や集落に沿って走るため、踏切が多い。
6.大磯から国府津の間は大磯丘陵と相模湾に挟まれた狭隘な地形を縫うように走る。
上記のことから、湘南電鉄では高速運転は望むべくもないのが現状である。